―東京都内の連続狙撃事件―
―浮かび上がる怪しい人物達―
―FBIと日本警察の共同捜査線―
―複雑な人間関係と狙撃場所の意味―
―そして2人のシルバー・ブレッド―
今回の映画はすごく原作に関わってきそうな話でした。
まずは全体の感想を。
この部分グダグダだから、下の方まで飛ばれた方が良いかも……
ベルツリータワーに登るコナン達からスタート。
OPまではいつしかの高速道路の爆破のような事はなく、小五郎の高所恐怖症などに触れ平和な感じ。
OPは普段と若干曲のアレンジが違っていたかな? 一応軽く黒の組織について触れ、今回はFBIと世良、沖矢について触れていました。
OP終了後は早速予告にあった狙撃。
不動産会社の人間が狙撃されます。
そして追走劇。
浅草の道路でハンドガンによる銃撃、そして橋で手榴弾によるパトカー爆破とかやらかします。
頭の中では勝手にGTAが始まっていました。
だってバイクで走行中に後方に向け発砲して、パンクさせて、囲まれたらパトカー大爆破とかもろそうじゃん!
この時点で世良が事件に関わります。
港での戦闘。
FBIと犯人による銃撃戦。
(今回の映画で一番撃たれた)キャメルや、ジョディ、ジェイムズも登場です。
世良のヘルメットによる銃弾の回避はヘルメットの大切さを教えてくれたと思う(違う)
港での銃撃戦とかベルモットとの戦いを思い出します。
そしてベルツリータワーからはサイコロの4の目と、薬莢が発見されます。
博士の新発明。
ボール射出ベルトに花火を組み合わせた一品。
ついに花火師になったのか……
もちろんこの発明品は後々重要な役目を果たしました。
FBIと日本警察が共同で捜査を進める中、世良とコナンは事件に関係のある森山の元へ向かいます。
しかし森山は地下駐車場から車で出かけようとしていました。
もちろん話を聞く為車に近づく世良とコナン。
しかし犯人による銃弾が森山を貫きます。
犯人の居るビルを特定し向かいますが犯人とは入れ違い、現場にはサイコロの3の目と薬莢が……
FBIと警視庁は犯人を過去に戦場を駆け回り、シルバースターの勲章を手に入れたハンターだと判断します。
しかしハンターは関係の無い民間人を殺したとし、シルバースターの賢章を失っていたようです。
場所は変わりハンターの滞在場所。
川沿いでベルツリータワーの見える場所です。
そこで彼は日記を書いていました。(後にこの日記はフェイクだと判明しますが)
そして立ち上がった彼を襲う一発の銃弾。150m前後の距離だというのに銃弾は彼の頬を掠っただけで外れます。
ハンターもライフルで自分を撃った者に反撃。しかしその銃弾も外れ、相手からの銃弾を頭に受け死亡します。
現場に残されたサイコロは2。
ここでやっとハンター以外の狙撃手が居る事が判明。そして一連の狙撃がハンターの起こしたものでは無かった事も判明。
さらに場所は変わり、ベルツリーライン(現実で言うと東武スカイツリーライン)に乗る人物の姿がありました。
マーフィーは何者からか連絡を受け、指定席の電車に乗り浅草に向かいます。
そして電車は調度隅田川に差し掛かり徐行運転を始めます。
もちろんその近くの川沿いに居たコナン&世良もジョディからの連絡を受け吾妻橋に向かいます。
しかし既に電車は徐行運転中。
スナイパーは吾妻橋の一個手前の駒形橋よりMK11でマーフィーを狙っています。
コナンは咄嗟の判断で通常のボール射出ベルトのボールを膨らまし、スナイパーの狙撃を妨害します。
しかしスナイパーはMK11を連射。ボールは割れコナンは丸見えに。それでも必死にマーフィーに気付いて貰えるように呼びかけ、ライトを振り続けます。だがスナイパーがそれを黙って見ている訳もなく、レーザーポイントがコナンを捕らえ、銃弾は発射されました。そこにバイクで世良が到着し、バイクを走らせたまま乗り捨てコナンを庇い銃弾を受けます。
溢れ出す血を必死に止めようとするコナン。そんな中世良のバイクは爆発し、やっとマーフィーは異変に気付き、自分を狙っているレーザーポイントにも気付きます。しかし時既に遅し。マーフィーは狙撃され死亡します。
現場に残されたサイコロは1ではなく5
世良の入院する病院では自分を庇った事で撃たれた世良を思い、悔やむ姿のコナンが。
園子と蘭もお見舞いに来ます。寝言で秀兄……と呟く世良が可愛かった(見るポイントはそこじゃ無い)
世良の病室には誰からのか分からない花束が置かれていました。そして病院の駐車場からは立ち去る沖矢の姿が……
そんな中ウォルツは家族を人質にされ、東京の浅草に向かうよう指示され、東京に向かいます。途中でライフルを受け取って……
待ち合わせ場所の和菓子屋前に着いたウォルツ。
もちろんウォルツは狙撃される事を考慮し近くのビルに行きます。さらにそこのビルから見えたビルに移動し、相手より有利な位置を確保しようとします。しかしそれも犯人の策略の中でした……
ファミレスではFBIの3人が会議を。
会議終了後ジェイムズは「何者」かにメールを送信します。
コナンは地図とサイコロから次の狙撃場所を考えていましたが、少年探偵団が作った夏休みの宿題用のベルツリータワーの周辺立体地図から次の狙撃場所を特定します。二次元で考えるのではなく三次元で考えなければいけなかった…と。
沖矢もそれに気付きどこかへ向かいます。
そして最終決戦の舞台へ。
コナンは和菓子屋近くのビルへ。ウォルツは別の近くのビルへ。そして真犯人であった吉野はベルツリータワーの展望台の屋上へ。
和菓子屋に現れるであとう吉野を狙おうとするウォルツ。
狙撃ポイントに向かいますが、そこには☆のマークが書かれていて、そこでやっとその意味に気付きます。
そう、狙撃ポイントを結ぶとシルバースターの☆になる事に。ベルツリータワーから吉野に撃たれかけますが、コナンがボールを間一髪の所でウォルツに当て、吹き飛ばし、なんとかウォルツは助かります。
しかしベルツリータワーの吉野はコナンの存在に気付きコナンを狙撃します。
スケボーで逃げるコナンですが途中でスケボーを撃たれ足を挫いて危機に陥ります。
見通しの良い屋上に動けない子供なんて狙撃は簡単。
吉野はコナンを殺そうとライフルを向けますが、そこに一発の銃声が響きます。
それは吉野がハンターからの助言で狙撃は不可能だと考え候補場所から外したビルからの銃声。
沖矢昴が放った銃弾による銃声でした。
銃弾はベルツリータワーの吉野を貫きます。
そこで吉野は思い出します。ハンターから聞いた一人の狙撃手の存在に。ハンターと並ぶ程の実力を持ち、FBIに所属し、シルバー・ブレッドと呼ばれる男の存在に。
そう、かつて黒の組織との攻防の末に、キールと呼ばれるCIAからのスパイに撃たれたはずの男です。
コナンも勿論沖矢による狙撃に気付きます。
一方ベルツリータワーでは貸し切りにし夜景を眺める蘭と園子、少年探偵団の姿が。
FBIのジョディとキャメルはなんとか交渉し、吉野の確保の為に内部に入ります。
一方蘭も新一からの連絡を受け避難しようとしますが、園子が気絶させられ、歩美が人質に取られます。
FBIも到着しますが、吉野はマシンガンを所持しており近づけません。
沖矢は狙撃しようと吉野が窓際に来るのを待ちます。
しかしそこで吉野による爆弾が爆発。
ベルツリータワーは停電してしまい、狙撃も難しくなります。
吉野は暗視スコープで移動をします。
暗視スコープを付けている事を知らずに行動したキャメルは銃弾を受け倒れます。
コナンも見ている事しか出来ません。
ですが灰原に連絡を取り、停電した中で吉野の位置を割り出し、暗視スコープの特性を利用し相手を怯ませる方法を教え、探偵団はそれを実行し成功します。
しかし蘭が動き、ぎりぎりの所で復活した吉野に撃たれ倒れます。
万事休すの状況ですが、コナンはここである作戦を思いつきます。
それは博士のボール型花火を打ち上げ、光で吉野を怯ませ、沖矢による狙撃を可能とする事。
沖矢もコナンがこの状況を打破するのを待ちます。
コナンはビルから伸縮サスペンダーで飛び降り、その勢いで空に打ち上げられます(漆黒の追跡者の時のヘルメットによるヘリ撃墜時のように飛び降り、自分も一緒に飛び上がる感じ)
そしてボールを放ち、ベルツリータワーの近くで爆発させます(降りる時はスケボーを上手く使い)
突然の大閃光を受けた吉野は目をやられ怯み、沖矢は光源を確保した事で狙撃が可能となり、吉野のマシンガンを撃ち抜きました。
そして即座に蘭が三発の攻撃をお見舞いし、FBIが吉野を確保する事に成功します。
物語は一見落着。
沖矢はジェイムズと連絡を取り合い、最後の最後で赤井の声で「了解」と返事をして終了。
そしてEDへ。
ラブサーチサイト気に入りました。
エピローグは世良などの病室と、博士宅で終了。
次元大介「俺は!?」某ルパンのマンガで雪山で傭兵と撃ち合い2,000mの狙撃を成功させた次元はどこへ……ルパンVSコナンの最後にも異次元の狙撃手の宣伝してただろ……という冗談は置いておいて、とても楽しめました!
なにしろFBIも関わり、都内での狙撃という個人的にはたまらないシチュエーションです。
ではちょこっと個別に感想を。
・2ch、LINE、ニコニコ動画
今回は映画内でLINEや2chが登場します。
そこでのデマ情報で都内が混乱するというのはいかにも現代っぽいですよね。Twitterが出てくれば完璧だった気がするけど……
ニコニコのコメントもそうですがね。
・赤井秀一=沖矢昴
既にベルツリー急行編でほとんど分かりきっていた事ですが、今回はそれを露骨に表しましたね。
作者がここまでやっちゃって良いのか…的な発言をしていたのも頷ける。
今後原作でどういう展開にもっていくのかも楽しみです。
現状だと
コナンとジェイムズは赤井=昴だと知っている、って感じかな。
・アクションシーン
去年はイージス艦の発射装置に向けてボールを放ち角度を変えるという荒技を、ルパンとの映画では立体
工藤駆動を、更にその前は…と色々やってましたが、今回も相変わらず凄いアクションの数々でした。
でも見ててとても面白かった。それと舞台が浅草と良く知った街だったのも影響していたかな。知っている景色が舞台だと興奮しますし。
・世良
本格的に物語に関わってきた彼女。
バイクでの追走シーンやコナンを助けるために庇い撃たれるなどと多くの活躍をしていました。
コナンと蘭の銃弾の話とかは印象に残っているなぁ……
・FBI
前作のルパンコラボで登場し今回は本格的に関わってきます。
今回はコナン達の補佐のような立場でしたね。情報を提供したり、されたり。最後はがっつりと活躍をしていますが。
個人的に映画に出したのは成功だったと思います。
海軍などが登場する中日本警察だけというのは不自然ですしね。
今回の映画はとても楽しめました。
今までになく原作のキャラが関わってくるのも影響しているでしょうがね。
豊富なアクションシーン、そして一転二転する事件。とてもドキドキしながら最後まで見れました。
前作辺りから面白さが復活し始めている気がします。ルパン三世VS名探偵コナンも良かったですし。
とりあえず100点評価で言えば90点くらいだと思う。理由はちょっとパトカー爆破とかやりすぎな気が…とか諸々。あれどう考えても犠牲者多いだろ……
最後に一つ。
今回はバランスの取れた映画だったのではないかなと感じています。
(ルパンを含めていませんが)というのも前作はアクション少なめの推理多め、さらにストライカーはアクションが多すぎた。
という感じでしたので、今回は推理パートとアクションパートと上手く良いバランスだったのではないかなと感じています。9:1とか8:2の割合ではなく、6:4くらいの良い感じだったのかなぁ…と。例えば15弾の沈黙の~のように、最初アクション 中間日常&推理 後半アクションのようなものではなく、どちらかと言えば天空の難破船とかに近い気が…… 最初アクション 中間推理&アクション 後半推理&アクションと。
それと、コナンが直接犯人と対決しない、というのも面白かったですね。今回はあくまでスナイパー通しの戦いといった感じで。コナンはそれを手伝っただけ。という感じで。
第19弾
毎回恒例の予告。もちろん今回も2015年春に公開決定との事が。
次も夏のお話なのか「ひまわり」がメインとなりそうな感じでしたね。
(また見たら追記版とか書くかも)
-- 続きを閉じる --