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電撃ディウス

 

電撃文庫 三木一馬さんの「面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録(ライフワーク)」 禁書の裏話や鎌池和馬伝説など色々面白そう! 

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・あのヒット作はどうやってつくられたか、その誕生秘話を知ることができる
・面白い小説を書くための秘訣を知ることができる
・いつもは知ることができない、エンタメ業界の裏側を知ることができる
・第一線で活躍している編集者の考え・狙いを知ることができる
・仕事のミスをプラスに変える『人生の加点法』、失敗しそうな人生への向き合い方を知ることができる

『とある魔術の禁書目録』(累計1580万部)、『ソードアート・オンライン』(累計1130万部)、『灼眼のシャナ』(累計860万部)、『魔法科高校の劣等生』(累計675万部)、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(累計500万部)――電撃文庫の大ヒットタイトルを次々生み出してきた、業界がいま最も注目する編集者・三木一馬。その裏に隠された秘密『どうしてこの作品は面白いのか』『なぜ作品はヒットするのか』『担当作が売れなかったときの向き合い方』をはじめ、『失敗してしまった仕事への取り組み方』『激務にどう向き合い、どう考え方を変えていったのか』に至るまで、『面白ければなんでもあり』を元にした『発想が広がる仕事術』。最弱で最強の働き方のすべてが綴られた一冊。 
http://amwbooks.asciimw.jp/sp/nandemo/


というわけで来月発売の禁書目録やシャナ、SAOでお馴染みの三木さんの本。
これの試し読みなどが出来るのですが中々面白そうです。

『とある魔術の禁書目録』(累計1580万部)、『とある科学の超電磁砲』(電撃コミックス。累計680万部)、『ソードアート・オンライン』(全世界累計1670万部)、『灼眼のシャナ』(累計860万部)、『魔法科高校の劣等生』(累計675万部)、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(累計500万部)、『アクセル・ワールド』(累計420万部)、『電波女と青春男』(累計150万部)、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(累計135万部)、『しにがみのバラッド。』(累計130万部)、『撲殺天使ドクロちゃん』(累計110万部)など、ベストセラー小説シリーズの企画・編集を多数担当する。今まで担当編集を務めた作品は約500冊に及び、累計部数は6000万部を突破している。


って紹介されてるけど、超電磁砲680万部いってたのかい。
11巻を含めてるか分からないけど、10巻~11巻で1冊辺り60~70万部くらい平均で売れてると考えると超電磁砲凄い売れていますね。そういえば11巻も初動20万以上出してたっけ…
(三木さんの累計6,000万の3分の1はとあるシリーズと考えると中々)

以下、気になった所や禁書の話などを試し読みより色々。

20151117AMW (2)
入間人間の「俺の本より売れそうだから褒めたくない。」は草

■衝撃の鎌池和馬伝説
「その幻想をぶち殺す!」

 ラノベやアニメといったジャンルに精通している方なら、一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。

(中略)

 上条当麻は、いわば熱血系主人公の代名詞とも言えるキャラクターです。

 そんな彼をつくりあげた作家の鎌池和馬さんもまた凄い人物で、ネット上ではいくつもの『伝説』が語られています。

 ちょうどいい機会なので、インターネット上で噂となっている『伝説』の『真実』をお伝えしましょう。

 まずはネットの噂を羅列します。

①ノロウイルスにかかりながら執筆し続けた。

②「全部頭の中に入ってるんで」と言って、手元に原稿がないにも拘らず行数単位で正確に記憶した内容を元に打ち合わせを行った。

③『とある魔術の禁書目録(インデックス)』第二巻をわずか十七日間で完成させた。

④『禁書目録』第五巻の発売前に第六巻の執筆をほぼ終え、さらに第九巻までのプロットを完成させていた。

⑤小説の執筆のみならず、原案担当の『とある科学の超電磁砲(レールガン)』(スピンオフマンガ)においても原案プロットの提出が異常に早い。

⑥小説の執筆や漫画の原案プロットに加え、特典小説のショートストーリーやゲームの原案シナリオなど複数の仕事を同時に並行作業でこなす事もある。

⑦二〇〇九年四月頃、『ヘヴィーオブジェクト』のあらすじを僕に口頭で伝えてきたので、「それはアリですね、(でも今は忙しいでしょうから)もし書けたらぜひやりましょう」と返答をした数週間後、いきなり僕のもとに第一巻の原稿が届いた。

⑧『ヘヴィーオブジェクト』の第二巻について「書いてもいいですか?」と聞かれたので「いいですよ」と答えた数日後、突然僕にメールが届いた。プロットだと思って印刷すると数百枚に及ぶ原稿だった。

⑨締め切りを全く設定していない原稿や打ち合わせ前の次回の原稿を書き上げ持ってくる。

⑩雑誌企画用のオリジナルショートストーリーを依頼したところ、完成した原稿と一緒に締め切りを設定していない長編を持ってきた。

 以上は、全部本当です。


マジだったのかよこれ…
ラノベ作者について少し知っている人や、かまちー好きなら一度くらいは目にしたことであろう鎌池和馬伝説。
まさかの公式側からの事実認定である。

ただ情報が古いので、いくつか追加させてください。
⑪執筆の息抜きは、別の原稿の執筆である。

⑫アニメの脚本会議、アフレコには病気以外では必ず参加し、オリジナルエピソードは基本原案を全て書いている。

⑬アニメのパッケージ特典の小説はアニメシリーズ毎に必ず書きおろす。常に電撃文庫二冊分はある。

⑭これでも、諸般の事情(自主ボツや発売延期など)でお蔵入りになった原稿がかなり存在する。それをまとめると電撃文庫が五冊はできる。

⑮多いときで、コミカライズ七本の同時連載の監修を行う。

⑯スクウェア・エニックス社のスマートフォンゲーム『拡散性ミリオンアーサー』のメインシナリオは鎌池さんがすべて執筆し、各カードキャラの設定もすべて監修している。『乖離性ミリオンアーサー』も同様。

⑰雑誌企画のショートストーリーを一本依頼したら、締め切り前に「一〇本くらい書いたのでどれか選んでください」と持ってきた。

⑱あいかわらず、設定してもいない締め切りの新作原稿を持ってくる。言っても言っても持ってくる。

⑲二〇一四年末から毎月新刊を刊行しているのに、今もあと一年分くらいの原稿ストックがある(二〇一五年一〇月現在)。

⑳「どうしてそんなに書けるんですか?」と聞いたら、「(原稿を)書いてないと、墜落するんですよ。飛行機みたいに」と返された。


14番のお蔵入りになった原稿をホライゾンみたいに鈍器みたいな感じにしても良いから1冊にまとめて出してくれ。
15番に至ってはまぁこっち系の人だろ西尾さんとかもいるしね。てかミリアサのカードキャラの設定もってマジか……
後1年分のストックがあるとかもうラノベ界の秋本治的なやつか(秋本治=ジャンプのこち亀の作者。常に何かあった時の為や取材旅行の為に10数話のストックがある。39年間連載一度も休載無く連載中。ギネス保持)

 さて、二十ほど挙げたエピソードの中で、僕がもっとも想い出に残っているのは、②の『「全部頭の中に入ってるんで」と言って、手元に原稿がないにも拘らず行数単位で正確に記憶した内容を元に打ち合わせを行った』です。

 これはメディアワークス時代、オフィスがまだ御茶ノ水にあったころの出来事です(現在のオフィスは飯田橋です。メディアワークスは二〇〇八年にアスキーと合併し、アスキー・メディアワークスとなりました)。

 まだ鎌池さんとの打ち合わせは遠方ゆえに電話で行っているときで、たしか『禁書目録』の三巻だったと記憶しています。

 原稿について作家と電話で打ち合わせするときは、電話口で指摘があるページ数を言って、その当該文章を読み上げた後、「こう直しましょう」と相談しながら進めていきます。

 それを長編一冊分、一枚一枚行っていくわけですから、指摘や相談ポイントが多ければ三~四時間かかります。

 そのときも、僕が指摘箇所をページ数と行数で伝え文章の意図を確認していました。

 打ち合わせは大変スムーズに進んでいました。主人公の上条とメインヒロインの一人である美琴の鉄橋バトルシーンのところでとても盛り上がったのを覚えています。

 打ち合わせ開始から一時間後。ふと、違和感に気づきました。

 電話口の向こう側で、ページをめくる紙の音が聞こえないのです。

 電話はケータイではなく固定電話でした。そして、当時鎌池さんはノートPCは持っていませんでしたから、電話とは別の場所にあるデスクトップPCを見ながらの作業は不可能なはずです。

 言わずもがなですが、プリントアウト原稿が手元にあるなら、打ち合わせ中は必ず「ページめくり」の作業が発生します。めくる音もしますし、そのタイムラグもあります。

 でも今はそれがない。

 ……嫌な予感がした僕は、恐る恐る鎌池さんに尋ねました

「鎌池さん、まさかとは思いますが……いまそこに原稿ってあります?」

「いえ、ないですけど」

「(一瞬、絶句)え、でも僕が修正のお願いで各ページで細かく指摘してること、全部理解されてますよね? 手元に原稿なくて大丈夫なんですか?」

「全部頭の中に入ってるんで大丈夫です」

 鎌池さん、あなたインデックスじゃないんだから……。


あれ? かまちーって北欧風の金髪美少女女子高生型インフルエンザウイルスじゃなかったっけ()
というかラノベの作者の打ち合わせとかのやり方を初めて知った。

 なぜ『シャナ』はヒットしたのか?

 当時よく聞かれたのですが、その勝因について、実は未だによくわかっていません。『キャッチーさ』はもちろん意識しましたが、決定打とは言い切れません。物事は、敗因よりも勝因ののほうが分析のほうが難しいのです。

 ただ、『学園異能アクション』(普通の学校に通う一般的な生徒が特殊能力を得て戦いに身を投じる、といったストーリー)的テイストの世界観がまだ珍しかった、ということはあるかもしれません。学園コメディならいくつかありましたが、学園から非日常にシフトしていく物語をシリアスに真正面から描いた作品は多くはありませんでした。

 加え、のちに『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川流著、角川スニーカー文庫)の挿絵を担当する、いとうのいぢさんのイラストのお力も大いにあったと思います。

 あとは運とタイミング、そしてなにより作家の頑張りのおかげです。

 とにかく、ようやく会社へ貢献することができました。結果に対し、僕は個人的な満足感よりも「これで少しは会社に恩返しできたかな」という思いのほうが強かったです。

 『シャナ』のヒットは思わぬ副産物も生みました。それは、社内で自分の要望が通りやすくなったことです。メディアワークスは、結果を出せば年齢に関係なく仕事の裁量権を与えてくれる会社でした。これは僕にとっては大きな一歩です。すこし生き急ぎ気味な自分はやりたいことが浮かぶと、とにかく一回試さないと気が済まない性分だからです。

 入社一年目のときです。メディアワークスのとある部署の偉い方へ、会ったことも話したこともないのに『ぼくがかんがえたさいきょうのWEB企画』をメールで突然送りつけたことがありました。もちろん「なんだこの礼儀知らずは?」と悪い意味で社内で騒ぎになりました。どこの馬の骨かもわからない新入社員からそんなメールが来たら、僕でも怪訝に思います。そんな恥ずかしい過去の二の舞は避けられそうで、これは大変な進歩だったわけです。


シャナ当時というと2002年か…まだラノベなんて触れていない時期だしあまり当時の事は分からない…
学園異能系が増加したのはどのタイミングなんだろう。2006~2007って印象があるけど。
シャナの絵師は本当にのいぢさんで良かったと思ってる。

 突然ですが、僕はSかMか属性を聞かれたならば、ドMと答える人間です。

 オブラートに包んだレクチャーよりも、辛辣でもズバッと指摘されたほうが成長するという自覚があります。

 なので、様々な美少女ビジュアル誌を抱え、何度もその先輩編集のもとに持っていきました。

「キミ、これのどこが良いと思ってるの? むしろなんでダメなのがわからないの?」

「すみません。わからないので教えてください!」

 罵倒七割、指導三割といった塩梅の会話を繰り返し、そのたびに呆れられながら、感覚を磨いていきました。

 当時は十八禁ゲームやPC美少女ゲーム全盛の時代で、その業界に優れたイラストレーターが集まっていました。僕はそれらのゲームのビジュアルブック(原画集)を買い集め、どんなイラストが今の流行なのか、一生懸命勉強しました。

 そんな努力が実を結んだのか、翌年、僕の黄金期が到来します。


当時のエロゲとなると誰彼やAIR、妻みぐい、月姫 辺りの時代かな? 後に大ヒットするFateはもう少し後の時代だし。どうでも良いけど管理人は最近アマカノに(ry

■『撲殺天使ドクロちゃん』『しにがみのバラッド。』『とある魔術の禁書目録』の誕生
■読者に媚びない作品は格好悪い
■上条当麻は、肉弾戦でも、精神戦でも相手を打ち倒す!
■高橋弥七郎という作家
■『灼眼のシャナ』が生まれたきっかけ
■『とある魔術の禁書目録』御坂美琴はなぜ短パンを穿いているのか
■次なる黄金期到来の胎動
■鎌池和馬という作家
■『灼眼のシャナ』のエンディングは最初から決まっていた
■電撃小説大賞の選考で、キラリと光る応募作とは?
■あのイラストレーターは、このイラストを見て起用を決めた!
■『とある魔術の禁書目録』は攻めるメディアミックスで成功した
■メディアミックスのベストとは?


他にも気になるラインナップが多くありますので、発売されたら是非一読しようかなと。


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